その他に知って頂くこと

１．住宅ローンがある不動産を賃貸物件には出来ません

住宅ローンはご自身あるいは家族が住むための、いわゆるマイホームを購入するためのローンです。このため、金利が低く抑えられており、住宅ローン減税などの優遇措置もあります。

従って、転勤になったからとかの理由で、第三者に賃貸することや、店舗事務所として利用すると、契約違反となりますので、一括返済を求められる可能性があります。

金融機関は融資額残高証明書などの郵便物を「転送不要」で発送しますので、その住所に別の方が居住しておりますと、宛先不明で金融機関に返却されます。これで住宅ローンを借りている場所とは別の場所に引越しをしているという事がばれてしまうわけです。

自身や家族が住まなくなった時は、金融機関に相談して頂く事になりますが、通常は賃貸住宅向けのローンへの借り換えとなるでしょう。住宅ローンよりも金利は高くなるし、借り換え時の手数料もかかります。当然、住宅ローン控除も受けられなくなります。

２．注文住宅は高く売りにくい

一般的に「建売住宅」よりも「注文住宅」の方が高い金額を出して購入されているはずです。従って、当然、売主さんは高く売りたいとお考えになります。こだわりが詰まった注文住宅ですから。

しかし、あなた仕様の住まいは、第三者には使いにくいとか、好まれないことも多々あります。

建売のようにどなたにも無難な造りの方が好まれたりするわけです。好みでない住宅を高い価格で買うのは嫌ですから、注文住宅は高く売りにくいといえる理由がここにあります。

３．住宅ローン以外の借入金

住宅ローンはマイホームを持つという目的のため、金利がとても低いです。前述で妻が借り換えをするという案を提案しておりますが、住宅ローン以外のローンは使ってはいけません。 カードローンやフリーローン等がありますが、金利が高いため住宅のような高額の借入にはふさわしくありません。